【社員インタビュー】30社選考内定1! 大失敗の採用活動を活かし、新ビジネスにチャレンジ中の入社2年目社員のお話

【海外大学生へ向けた新サービス秘話】

93.8%と高水準で推移する新卒採用内定率を尻目に、内定辞退率は65.6%と驚異的な数字を叩き出した20卒新卒採用(2019年10月現在)。この時期多くのメディアで取り上げられる話題であり、採用媒体営業各社はこの数字を元に、提案プランを考えるものだから、企業からも学生からも注目が集まるのも仕方がない。
これらの数字に含まれることなく、難儀な就活を余儀なくされる大学生がいることをご存知だろうか。海外大学へ進学した日本人学生だ。海外大学進学を一度でも考えたことのある人ならその就活の難しさを聞いたことはあるだろう。それを理由に海外大学進学を諦める方も少なくはない。このような現実は、日本はグローバル人材が少ないといわれる要因の一つにもなっている。

アドバンサーではこのような問題を解決し、海外大学卒業からの就職を容易にする、ひいては海外大学進学のチャレンジを促進できるビジネスを今後展開する。

このチャレンジの主体者であり発案者が、入社1年6ヶ月目(2019年10月現在)の後藤拓磨君だ。

日本の高校から台湾の大学へ進学し、アドバンサーへ入社。マンガと飲み会が好きな、一見どこにでもいそうな25歳の若者だ。
ここからは彼の就活や、入社からチャレンジにいたる経緯を本人に語ってもらい、アドバンサーでの働き方や「どうチャレンジしていくのか」を紹介していこうと思う。

【完全にナメていた就職活動】
僕が海外の大学へいきたいと思ったのは、高校時代のニュージーランド留学経験からです。留学中の1年はめっちゃ楽しかったです。いろんな文化・価値観の人たちと高校生活を送るのが良かったんですかね、今はそんな風に思います。

帰国後は推薦枠で台湾の大学へ入学するために、中国語を猛勉強です(笑)そういった人向けの中国語スクールがあるんですよ。他の教科を勉強しない代わりに中国語勉強した感じです。

大学には日本人もいましたし、台湾人も中国人も韓国人もいましたね。カナダの人もいたかな。一番頑張っていたことは部活ですね、カクテル部! 台湾は18歳からお酒が飲めるんですよ。なので僕もカクテル部に誘われて入部したんですけど、楽しそうに見えた人たちは全員4年生! 他の年次の部員はいなくて1年生の僕と友達がいるだけ! いきなり廃部の危機から始まりました。マンガみたいですよね(笑)

楽しそうに見えたし、実際楽しかったから廃部にするわけにはいかないって思って、必死で頑張りました、チラシ配り。他には文化祭でカクテルバーをやったり、オリジナルカクテルの試飲会したり、とにかく「楽しい」を売っていくために考えられることは全部しました。結果、僕が4年生になるころには60人の割と大規模な部になって、そうなるとそうなるでめちゃくちゃ大変だったんですけどね(笑)

この大学生活のおかげで僕3ヶ国語話せるんです。ビジネスレベルでも問題ないかなって自負してます。それは今でも変わらず思ってるけど、就活中はその自信がこじれちゃってて「3ヶ国語話せるんだからどんなところでも採用されるっしょ」って思ってたんですよ(笑)浅はかでした。

僕たちの就活ってタイミング的に難しいんです。卒業が6月になるので、日本が就活真っ只中のとき、僕たちは卒業を控えた試験の真っ只中です。それに台湾にいて日本の企業の説明会や選考会を受ける機会ってないですから、大学の長期休みに帰国して就活するんです。その時期にやってる説明会にいって、書類を送って…。正直、選考が学校の時期と被ってしまって辞退せざるを得なかった企業もあります。

面接まで行った会社は20社。書類は40社くらいに送りました。ほとんど書類で落ちました。企業の選考スケジュールに帰国が合わないから、というのも中にはあったと思います。
面接は全敗。「どこでも採用されるっしょ!」なんて思ってたのが端々に出ていたんでしょうね。ショックでした。周りはどんどん決まっていくのに僕だけ取り残されていくんです。台湾で。
恐怖ですよ。今すぐ大学辞めて日本で就活したいとも思いました。

内定がもらえないまま卒業して帰国しました。そしてまた就活です。めっちゃ不安でしたが、学びもありました。自分がその会社で何ができるか、何をしたいのかっていうのが全然なかったことに気づいたんです。企業からしてみれば何ヶ国語話せようが、そんな受け身の人材って魅力的に映らないですよね。

それに気付いてからは、自己分析を繰り返しました。幸い良い出会いもあって、自己分析の壁打ちをしてくれたんです。自分のやりたいことが少しずつですが、言葉になっていくのがわかりました。

「新しいことをしたい、誰もやったことのないことをやりたい」

当時はそんな想いがありました。
そんなときに選考を受けたのがアドバンサーでした。

【入社と未来へのギャップ】
藤田社長との面談は今でも覚えています。その中でも惹かれたのが「新規事業作れるよ」という簡単にいっていた言葉です。そのためのプロセスや、まず営業力をつけること、アドバンサーなら人件費を確保しながらチャレンジするので「上手くいかないから諦める」というのがない、どうやって新規事業にチャレンジする時間を作るのか、を教えていただき、この会社は「新規事業へのチャレンジ」がリアルなんだって感じました。他の会社にはそのリアルを僕は感じなかった。アドバンサーしかないって思いましたね。
採用されてよかった(笑)

入社してからは、モバイルの販売支援が業務。お客様にヒアリングして、一緒に本質的なニーズを探しにいって、適切なプランを提案する。そういう仕事です。想像以上に大変でした。携帯のニーズがこんなにたくさんの種類があるなんて想像できませんでしたし、今でもヒアリングの中で驚くことが多いんです。「えっ!? そういうニーズあるの!?」って感じです。

夏からはアントレプレナー研修(現アドバンサーACADEMIA)に参加しました。自分の事業プランを作ることが目的の研修です。その研修では、そもそもビジネスって何なん?っていう研修やどうやって「やりたいをビジネス」にするのかっていう内容で、実際に自分の事業プランを作っていくんです。
そこで「海外大学生の就職支援事業」の元となるアイデアができるんですが、プレゼンはダメダメでした(笑)ビジネスとしてもまだまだ詰めが甘かったし、考えられていない部分もたくさんありました。
プレゼンの結果はリテイク。

加えて、営業力がついているかというとまだまだな現実もあったんです。目標達成したことは一度もありませんでしたから。
新規事業にチャレンジしたい!ってジリジリする気持ちを持ちつつ、まずは今の仕事でしっかりと成果を出せるようになりたいって思いました。いや、焦りもありますよ。新規事業やりたいって思いながら、携帯販売やるんですから。正直、その仕事が将来に繋がっていることを感じられくなることも多かったです。その度に社長の言葉を思い出して「今は実績を出すんだ」って思い直しましたね。入社前の面談のときに「気持ち」だけじゃなくて、新規事業チャレンジまでのロジックもあったからここまで信じてやってこれたんだと思います。

そんな風に何度も思い直しながら、営業力をつけるために、実績を出すために取り組みを始めました。
取り組みといってもそんなに大したことしてないかも(笑)獲得できる先輩や上司に営業トークを教わって、それを真似したり。うん。パクった。完全に真似ようとしました。一語一句。先輩の営業トークをメモって、メモ読み上げるくらいのパクリっぷりです(笑)
そうすると不思議と少しですが契約とれるようになるんです。それでも目標には追いつかないですけど。
これ繰り返してるとですね、気付くことがいっぱいあるんですよ。お客様との会話の中で「あ、この人にはこのトーク刺さらないなぁ」って「もっとこういうアプローチでいった方がいいかもしれない」って。そして少しずつ「完璧に真似る」から「相手に合わせてちょっと変えてみる」になって、それの繰り返しで「自分の営業」になりました。

そうなったのは9月とか10月とか秋だったと思います。そうなると営業が楽しくてしょうがなかったです。改善の繰り返しで数字を出せるようになった、それが楽しかった。目標も達成できるようになって、連続達成も継続できて、ほんと楽しかったです。SV(スーパーバイザー)にならないかというキャリアアップの話までもらえて、これはほんとに嬉しかったです(笑)SVの次は事業部長ですから。モバイル販売支援事業の事業部長になる多いなステップですよ!

ただ、僕のやりたいところはそこじゃなかったんですよね。数字出せるようになったからこそわかるんですけど、モバイルの仕事のやりがいは個人のお客様が目の前で喜んでくれるところにあるんです。プランもコロコロ変わるし、大変であることには変わりはないんですが、困ってる人が目の前にいてそれを解決できるって想像以上に嬉しいですよ!
ですけど。ですけどっ! 僕のやりたいことは海外大学へ進学した後輩たちの就職支援。アントレプレナー研修で見つけた僕のビジネスです。

2019年の4月くらいに、僕の直属の先輩が事業部長として別事業部を作ったんです。仕事はモバイル事業でした。ずっとお世話になってきた先輩だったので、思い切って相談しました!「事業部を変えたい。SVの話は嬉しいし、今の事業部で活躍を続けたいって思いもある。けど、やりたいことがある。それにチャレンジしたい」って。

答えは「No」。SVやれって。そこで見えるものがあるからそれを学べって。ショックでした。もう辞めようかなって思うくらい。いや、辞めるって思ってたかもしれない。今となってはありがたい期間だったと思いますけど、当時はそこまで思い込んでました。
結局辞めずに続けるんですけど、なるほどって思いましたね。今までは自分がどう実績をだせるか考える、新規事業においては、自分の困ったことは後輩の困っているからその経験を元に考える、だったんですよね。その目線が「自分」だけだったんです。
SVは自分だけじゃなくチームメンバーも実績が上げられるようにするのが仕事です。「自分」の目線だけじゃ実績は上がらないんです。そういう多角的なアプローチを学べました。

そして、この10月。入社からちょうど1年6ヶ月目ですね。再度、先輩に相談しにいきます。答えは「YES」。目標達成もずっと継続していたので店舗との契約金額が上がっていて、店舗稼働日数を調整することができて今は月に5日前後、自分のビジネスに向かえてます。

「海外大学へ進学した、あるいは日本人海外留学生をターゲットとした就活エージェント事業」

これが僕のビジネスチャレンジです。

【今のチャレンジと今後】
今は、ターゲットに向けた就職、就活をテーマとしたニュースサイトの立ち上げ準備中です。今手元にある材料は自分の経験と情報ですから、まずは小さくできることから始めます。スタートできれば自ずと情報が集まってくることはこれまでの仕事の経験からわかっているので、まずは小さくてもスタートすること、これが重要です。情報はターゲットの学生にとって価値のあるものですから、人は集まります。
このサイトに集客できれば、次の展開にいけます。その次も、次の次も、最後にどのくらいの大きさになっているかも、もう完成しています。
その一歩目を踏み出したところです。あ、いや、0.8歩目かな(笑)

そして、そう。思った以上に上手くいかないっすね! 考えれば考えるほど壁が出てくる。今自分がやっていることが本当に正しいのか不安になります。そして自分のチャレンジを大きくしていくために、稼働日数を調整するんですが、今のビジネスはまだ1円も稼げないですからあまり減らしすぎると売上・利益を確保できなくなる。ただ、チャレンジを止めたくない。このバランスも難しい。アドバンサーにとっても新しいチャレンジだから、自分が開拓していく。そこも難しい。

ただ、ですね。楽しいです(笑) 正直、このビジネスが上手くいく保証もないし、どうなるかわからない。同じ事業の会社を探してみましたが、見つけることはできませんでした。今度は真似る相手もいないです。それでも楽しい! ビジネスになってるイメージ、後輩たちが順調に社会に出ていくイメージは完全にあります。だからきっとそうなる! そう思ったらそう!です(笑)

店舗での実績を継続していけば、調整はもっとしやすくなることはわかってます。今後、というか近い将来ですが、自分のビジネスにチャレンジしながら実績を継続していく。今はこれだけです!

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